父の独り言    登場人物   夫婦と娘(幼稚園年長)

気ままなソロキャンプが好きな僕。
週末にアクトパル宇治のフリーテントサイトが予約できた。夜ごはんに使える食材がないか、冷蔵庫をごそごそしているところを妻に見つかり、娘も連れて3人でお泊りすることになった。
アクトパルには人数変更を連絡して、パッキングは仕切り直し。
妻は乗り気で、さっさと食材を準備し、荷造りもてきぱきしている。

さあ、出発。快適に高速ドライブ、笠取インターから5分くらいでアクトパルに到着。

管理棟で受付をして、明日の朝食用に売店でパンを買う。リヤカーを借りて、テントは娘と二人で組み立てたら30分ほどで完成。その間に着々と料理の用意が進み、鍋から湯気が漂ってきた。三人そろって「いただきます。」すっかり日が暮れてからはひたすら焚火番。火はずーっと見ていても飽きることがない。暗がりに灯る火を娘も黙ってみている。
僕に抱かれたまま娘は眠ってしまい、しばし夫婦の語らいの時間。
夜具はしっかり用意したので、3人で固まって寝ればまあまあ暖かい。

翌日、昼ご飯を食べに食堂に向かったら、食堂の前のホールでは床暖房が暖かなホールでこども達がブーメランを作っている。「わいわいホリデー」っていうのか。娘も作りたそうなので受付のスタッフさんに尋ねたら、後で作ってもいいですよ、と言ってもらえた。食後に作ろう。

妻と娘をホールに残し、僕はようやくソロキャンプ気分。椅子でリラックスして流れる雲を眺めていると時間を忘れてしまう。

1時間ほどで絵を描いたブーメランを持って娘が帰ってきた。わいわいホリデーの日はお風呂も入れるそうなので、テントの後片付けを済ませたら湯船で芯まで温まって帰宅しよう。